ボスニア日帰りツアーのメインであるモスタルを出発し、最後の目的地であるポチテリに向かいます。
Veltraさんで行くボスニア・ヘルツェゴヴィナは、モスタルに2時間の滞在ができるプランです。
ボスニア・ヘルツェゴビナ 世界遺産モスタル+メジュゴリエ+ポチテリ 1日観光ツアー<英語/ドブロブニク発>
ポチテリはボスニア・ヘルツェゴビナの南部にある街。
紛争前はオスマン帝国の名残の建築物が数多くありましたが、ボスニア紛争でクロアチア人によって破壊されました。
当時の住民の75パーセントをイスラム教徒であるボシュニャク人が占めていましたが、紛争で殺されるか強制収容所に送られるという民族浄化の起こった場所です。
民族浄化については大学の授業で勉強しましたが、実際に起こった場所を訪れるのは初めて。
モスタルからポチテリへは車で30分。
モスタルからクロアチア側に進むと到着です。
ポチテリの入り口。
ポチテリの滞在時間は30分ということで急いで進みます。
ポチテリはオスマントルコ時代の建物も残り、中世の雰囲気が残っているので歩くだけでも楽しいです。
ポチテリに入ってすぐに出会った子ネコちゃん。
とても人懐こい子でした。
ニャーっと寄ってきて、そのまま膝に。
国境がなければ連れて帰りそうだった・・・!
30分しかないので泣く泣くバイバイして進みます。
青銅の屋根が特徴のオスマン時代の学校(Sisman Ibrahim Pasha Madrasa)。
こちらは1660年に創建され、紛争時にも破壊されなかった建物です。
こちらはモスク(Hadji-Alijina mosque)。
16世紀に作られましたが、紛争で破壊。
こちらは紛争後の2002年に再建されたものです。
モスクから上を見上げるとポチテリが一望できるガブランカペタン塔。
やっぱり高いところには上りたいので頑張ります!
足場はそこまでよくないのでスニーカーがおすすめ。
モスクも下に見えます。
ガブランカペタン塔からの眺め。
ネレトヴァ川も見えます。
屋根がオレンジ色なのはクロアチア人が住んでいる場所だそう。
確かにポチテリの家はオレンジじゃなかったです。
正直ポチテリは経済的に豊か、とは言い難いです。
まだ紛争の傷も残っており、人もまばらで高齢者ばかり。
紛争が終わってから25年もたっていないことを考えると、まだまだかもしれませんが悲しい出来事のあった場所を訪れて、平和のありがたみを知ることができました。
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