石灰岩を掘って作った建物の中でも、ひときわ目立つのが巨岩をくりぬいて作ったサンタ・マリア・デ・イドリス教会。
比較的新市街に近いので、時間があまりなくても刊行することができる洞窟教会です。
徒歩10分程度の距離です。
ドゥオモの横から旧市街に入る小道があるので入っていきます。
こち道がたくさんありますので、地図アプリを使って迷わないようにしていってくださいね。
こちらがサンタ・マリア・デ・イドリス教会。
巨岩というより、石灰岩の山ですね。
無骨ですが、上の十字架がちょこんと立っていてギャップ萌えです。
入り口は小さな木のドアで、中に入ってチケットを購入します。
チケットは観光スポット1か所~3か所までを選べるようになっていて、私はグロッタの家も見たかったので2か所分のチケット(6ユーロ)を購入。
残念なことに教会内部の写真撮影はできません。
ですが、巨岩をくりぬいてできた教会迫力があり、岩肌がじかに見えるので力強いです。
内部では11〜13世紀頃に作られたフレスコ画の修復がされていて、歴史を感じることができました。
内部はそこまで広くないので、今度は教会を一周してみます。
ここの教会は必ず裏手に回ってみてくださいね。
教会の裏から見えるグラヴィーナ渓谷の石灰石むき出しの山肌は、旧市街と違ってまさに自然。
もともとマテーラはこのグラヴィーナ渓谷にあった洞窟を住居として先史時代に使い始めたのが始まりだそうです。
その後キリスト教が迫害された時期には修道士がマテーラに逃げてきたりと、どんどん人が入ってきて今の形になったのだとか。
どーーん!
山口県出身者としては、この景色を見るとどうしても秋吉台に見えてしまいます。
アルベロベッロは白川郷と姉妹提携をしているようですし、マテーラと山口の交流を切に願います。
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