世界史の授業で必ずと言っていいほど出てくるポンペイ遺跡。
ソレントやナポリからだとヴェスヴィオ周遊鉄道でアクセスできるので便利です。
ポンペイ遺跡のほぼ目の前にあるポンペイ・スカビ(Pompei Scavi)駅が最寄り駅。
観光客がぞろぞろと降りるので一緒についていったら大丈夫☆
と言うよりも、ほかの駅でお客さんがほとんど下りないのですぐにわかります。
チケットは遺跡前や駅前のチケットオフィスで購入可能。
遺跡の営業時間は下記の通りで、チケットは入場時間が早めに区切られています。
- 4月1日~10月31日/9:00~19:30(入場は18:00まで)
- 11月1日~3月31日/9:00~17:00(入場は15:30まで)
駅前のチケットブースではガイド付きのツアーもあるようです。
今回は遺跡をゆっくり見て回りたかったのでツアーではなく、普通のチケットを購入。
これがチケット。一人15ユーロです。
これをもって入り口に向かいます。
私は利用しませんでしたが、オーディオガイドの貸し出しも行われています。
こちらでチケットをチェックして入ります。
大きな荷物は持ってこないとは思いますが、預ける場所もあります。
入ってすぐに急な坂を上ってマリーナ門をくぐります。
上る途中にすでに遺跡が見えてロマンです。
入場したときは雨が降ったりやんだりで時折ザーッと降ることもありました。
ドン曇りのフォロ(広場)
屋根がほぼないので雨具必須です。
チケットを買ったときは英語のパンフレットだったので、途中から日本語のパンフレットをネットで探してみて回りました。
るるぶが日本語だからわかりにくくて大変でした。。。
雨のぱらつくアポロ神殿。
ここも青の洞窟同様、残念な結果か~と心が折れかけます。
小雨になってきたので通りを歩いていきます。
ここはスタビアーネ通りという大通り。
ポンペイ遺跡はしっかりとした道路づくりが行われており、道もまっすぐなものが多いです。
もちろん小道に入ればと曲がっていますが、あの時代にここまでの都市づくりがおこなれているなんて驚きです。
悲劇詩人の家にある有名な猛犬注意のモザイク。
残念ながらガラスのせいでうまく撮れません。
悲劇詩人の家以外にもいろんな場所にモザイクはあるので、モザイク探しをしながらの遺跡巡りも楽しめます。
ステファノの洗濯屋では、当時のクリーニング屋さんの様子がわかります。
今でもここで洗濯できそうなくらい。
スタビアーネ浴場はポンペイの中でも大きな浴場。
水を張る、というよりも上記で体を温めのが主流だったようです。
ガイドは雇っていませんがガイドさんのツアーが多いので、聞き耳を立てながらお勉強しました 笑
ルパナーレ(遊郭)は外国人でもわかりやすいように、絵でメニューを示していたのですが、今でも残っています。
今も昔も変わりませんね。。。
ちなみに入り口には男性器を模したモチーフが飾られているので、言葉のわからない人でも見つけるのに苦労しなかったそうです。
円形劇場はローマの歴史の中でもかなり古い分類だそうです。
芭蕉の俳句を詠みたくなるくらい草花が綺麗です。
円形劇場の近くには博物館もあって出土品が多く展示されています。
ポンペイの中でも最大級の邸宅がファウノの家。
家の中にこんな像がある時点で富裕層であったことをうかがわせます。
ファウノの家には有名なアレクサンダー大王をテーマにした、紀元前2世紀のモザイクもあります。
本物は美術館に保管されているのでここにあるのはレプリカですが、それでも大きくて迫力があります。
こちらも大きな邸宅のヴェッティの家。
フレスコ画が見事に残っています。
スタビアナ通りのマルコ・ルクレツィオの家は高さが2段になっているはポンペイの中でも珍しい邸宅。
奥の像も近くで見たいのですが、中には入れませんでした。
テルモポリウムと呼ばれる、食事屋さん。
この穴はもともと食事を温めておくもので、ポンペイの人は常に温かいものを食べられたそうです。
こちらはパン焼き釜。
お水をためておく場所もいくつもあります。
こう見るとポンペイの人々の生活水準の高さがわかります。
噴火の犠牲者たちは犠牲者たちの庭で見ることができます。
ここまで生活水準の高いポンペイが火山の噴火で一瞬で滅んでしまうというのも諸行無常を感じます。
だんだんと天気が良くなってきて今度は暑いくらい。
でもまだ秘儀荘が残っているので、そちらに向かいます。
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